国際金融 international finance 2005 4 13
中国において、リスクがあると思います。
それは、反日運動が、民主化運動に転化する可能性です。
政治家は、「中国が民主化されることは、よいことだ」と考えるかもしれません。
しかし、国際金融市場において、波乱があるかもしれません。
中国における政治的な混乱が、世界的な「経済的な混乱」を招くかもしれません。
ニューズウィーク日本版の10月6日号には、このような記事があります。
「エコノミストたちは、アメリカの金融政策が機能しなくなると警告する。
FRBは、インフレを未然に防ぐために短期金利を引き上げているが、
アジア諸国が、アメリカ国債を買い続けているために、
長期金利は、低水準に張りついたまま。」
「『FRBは、短期金利を操作できるかもしれないが』と、
国際経済研究所の研究員は言う。『長期資金の支配者は中国だ』」
「アメリカ政府が断固たる態度に出られないのは、
財政赤字の穴埋めを外国資金に依存しているからだ。」
また、別の専門家は、
「『中国は完全にアメリカの急所を押さえている』、
『中国がドル買いをやめたら、長期金利がはね上がり、
資本を安く調達できる時代は終わる』」と言う。